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金属線ぴとは?1種・2種の違いを初心者向けに解説

金属線ぴとは?1種・2種の違いを初心者向けに解説

電気配線を見ていると、壁や天井に沿って細長い金属のカバーのようなものが取り付けられているのを見たことはありませんか?
それが「金属線ぴ」です。
名前は聞いたことがあっても、「何のために使うの?」「1種と2種って何が違うの?」と疑問に思う方は多いはずです。
この記事では、電気初心者の方でも理解できるように、金属線ぴの基本から1種・2種の違い、使い分けまでをやさしく解説します。
専門用語はできるだけかみ砕いて説明しますので、安心して読み進めてください。

金属線ぴとは。1種と2種の違い

金属線ぴとは、電線を保護しながら露出配線するための金属製の配線材料です。
正式には「金属線樋(きんぞくせんぴ)」と書きます。
樋という漢字は、雨樋(あまどい)という言葉に使われるように、細長い溝のことですね。

金属管は電線を中に通す「管」ですが、金属線ぴはフタ付きの「配線用カバー」のようなものです。
壁の中に電線を隠せない場所や、あとから配線を追加したい場合に使われることが多く、電線をむき出しにせず、安全かつ見た目も整えられるのが特徴です。
金属でできているため、衝撃に強く、火災や感電のリスクを下げる効果もあります。
住宅だけでなく、店舗や事務所などでもよく使用されています。

金属線ぴには「1種」と「2種」の区分があり、使用する条件により使い分けています。

1種金属線ぴは、メタルモールとも呼ばれています。
天井面や壁面などの配線を保護するために使用します

2種金属線ぴは、レースウェイとも呼ばれてます。
主に工場や倉庫などの天井から吊り下げて、照明器具の配線用に使用されます。

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金属線ぴを使う際の注意点

金属線ぴを使用する際に重要なのが、接地(アース)です。
金属製のため、正しく接地しないと感電の危険があります。
また、無理に電線を詰め込みすぎると、発熱や施工不良の原因になります。
規定の本数や太さを守ることが大切です。
フタの閉め忘れや固定不足もトラブルにつながるため、施工後はしっかり確認しましょう。

【金属線ぴ工事】(省令第56条第1項、第57条第1項)
第161条 金属線ぴ工事による低圧屋内配線の電線は、次の各号によること。
 一 絶縁電線(屋外用ビニル絶縁電線を除く。)であること。
 二 線ぴ内では、電線に接続点を設けないこと。ただし、次に適合する場合は、この限りでない。
  イ 電線を分岐する場合であること。
  ロ 線ぴは、電気用品安全法の適用を受ける2種金属製線ぴであること。
  ハ 接続点を容易に点検できるように施設すること。
  ニ 線ぴには第3項第二号ただし書の規定にかかわらず、D種接地工事を施すこと。(関連省令第10条、第11条)
  ホ 線ぴ内の電線を外部に引き出す部分は、線ぴの貫通部分で電線が損傷するおそれがないように施設すること。
2 金属線ぴ工事に使用する金属製線ぴ及びボックスその他の附属品(線ぴ相互を接続するもの及び線ぴの端に接続するものに限る。)は、次の各号のいずれかに適合するものであること。
 一 電気用品安全法の適用を受ける金属製線ぴ及びボックスその他の附属品であること。
 二 黄銅又は銅で堅ろうに製作し、内面を滑らかにしたものであって、幅が5cm以下、厚さが0.5mm以上のものであること。
3 金属線ぴ工事に使用する金属製線ぴ及びボックスその他の附属品は、次の各号により施設すること。
 一 線ぴ相互及び線ぴとボックスその他の附属品とは、堅ろうに、かつ、電気的に完全に接続すること。
 二 線ぴには、D種接地工事を施すこと。ただし、次のいずれかに該当する場合は、この限りでない。(関連省令第10条、第11条)
  イ 線ぴの長さ(2本以上の線ぴを接続して使用する場合は、その全長をいう。以下この条において同じ。)が4m以下のものを施設する場合
  ロ 屋内配線の使用電圧が直流300V又は交流対地電圧が150V以下の場合において、その電線を収める線ぴの長さが8m以下のものに簡易接触防護措置(金属製のものであって、防護措置を施す線ぴと電気的に接続するおそれがあるもので防護する方法を除く。)を施すとき又は乾燥した場所に施設するとき

電気設備の技術基準の解釈(一部抜粋)

【まとめ】屋内の電線保護に金属線ぴ

金属線ぴの主な役割は、電線の保護です。
人が触れたり、物が当たったりしても電線が傷つきにくくなります。
また、金属製であるため、万が一電線が傷んで漏電した場合でも、線ぴ本体を接地(アース)することで感電を防ぐ効果があります。
さらに、露出配線でも配線が整理され、見た目がすっきりする点も大きな理由です。
安全性と美観の両方を重視したい場所で、金属線ぴは選ばれています。

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