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金属製可とう電線管とは?1種・2種の違いを初心者向けに解説

金属製可とう電線管とは?1種・2種の違いを初心者向けに解説

電気工事の配線を見ていると、曲がった金属の管の中に電線が通っているのを見かけたことはありませんか?
それが金属製可とう電線管です。
名前は少し難しく感じますが、「曲げられる金属の電線保護管」と考えるとイメージしやすくなります。
この記事では、「金属製可とう電線管とは何か?」という基本から、1種・2種の違い、使われる場所までを初心者向けにやさしく解説します。

金属製可とう電線管とは

金属製可とう電線管とは、電線を保護するために使用される曲げることができる金属製の配管材です。
「可とう」とは、自由に曲げられるという意味があります。
硬い鋼管とは違い、配管を細かく曲げられるため、機械周りや狭い場所など、直線的な配管が難しい箇所で多く使われます。
金属製のため、電線を外部からの衝撃や摩耗から守る性能が高く、感電や断線のリスクを低減できます。
電気設備の安全性を確保するうえで、重要な役割を持つ部材です。

金属製可とう電線管は、主に振動や動きが発生する場所で使用されます。
代表的なのが、モーターやポンプなどの機械設備周辺です。
これらの機器は稼働時に微細な振動が起こるため、硬い配管では電線や管自体が損傷しやすくなります。
可とう性のある電線管を使うことで、振動を吸収し、電線を保護できます。
また、露出配管として使われることも多く、見た目の整理や保護性能を重視する現場でも採用されます。
安全性と施工性を両立できる点が大きな特徴です。

1種と2種の違い

1種金属製可とう電線管は、1999年にJIS規格で廃止になり、現在は使用されてないようです。
ただ、電気設備の技術基準の解釈などには、1種と2種の区別され記載があります。
1種金属製可とう電線管は、展開していて乾燥した場所で使用するなどの条件があります。

【金属可とう電線管工事】(省令第56条第1項、第57条第1項)
第160条
2 金属可とう電線管工事に使用する電線管及びボックスその他の附属品(管相互及び管端に接続するものに限る。)は、次の各号に適合するものであること。
一 電気用品安全法の適用を受ける金属製可とう電線管及びボックスその他の附属品であること。
二 電線管は、2種金属製可とう電線管であること。ただし、次に適合する場合は、1種金属製可とう電線管を使用することができる。
 イ 展開した場所又は点検できる隠ぺい場所であって、乾燥した場所であること。
 ロ 屋内配線の使用電圧が300Vを超える場合は、電動機に接続する部分で可とう性を必要とする部分であること。
 ハ 管の厚さは、0.8mm以上であること。
三 内面は、電線の被覆を損傷しないような滑らかなものであること。

電気設備の技術基準の解釈(一部抜粋)

一般的に使用されるのは、2種金属製可とう電線管で、プリカチューブとも呼ばれています。
標準のプリカチューブは屋内用ですが、ビニル被覆されて防水性の高い屋外用もあります。

【まとめ】2種金属製可とう電線管が使用される

金属製可とう電線管の最大のメリットは、電線の保護性能が高いことと、曲げ施工が可能なことです。
安全性と柔軟性を両立できるため、多くの現場で採用されています。
一方で、施工時には端部処理や接続部の締め付けが不十分だと、電線被覆を傷つける恐れがあります。
また、金属製可とう電線管には屋内用と屋外用がありますので、用途と環境を理解し、正しく選定・施工することが大切です。

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